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書 籍 紹 介
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書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
太平洋戦争50周年記念写真集
残像 上巻「内南洋・玉砕の夢」
撮影・湯原浩司
 文・西村 誠
風雅書房 6000 206 4894240742
上巻、下巻の二冊で南太平洋の島々の戦争遺跡を写真集という形式をとりながら紹介しています。美しい背景とはうらはらの生々しい殺略の痕跡。丁寧な紹介文とともに一般資料、戦争悲劇の啓蒙として有用であると思います。
掲載している地域「ガダルカナル」「東部ニューギニア」「中部ニューギニア」「ビアク島」「トラック環礁」「トラック諸島」「沖縄」

 
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書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
太平洋戦争50周年記念写真集
残像 上巻「内南洋・玉砕の夢」
撮影・湯原浩司
 文・西村 誠
風雅書房 6000 206 4894240742
「パラオ」「グアム」「サイパン」美しい島の風景写真が街に溢れています。しかしその島々はかつて日本と連合軍の主戦場であったことははるかな記憶になりつつあります。島々のメインルートから少しジャングルに入ったところ。そこにはかつての高角砲が鎮座し、零戦が海に眠り、トーチカが堅牢なコンクリートの囲いとともに口をあけています。美しい背景とはうらはらの生々しい殺略の痕跡。丁寧な紹介文とともに一般資料、戦争悲劇の啓蒙として有用であると思います。
掲載している島「ペリリュー島」「アンガウル島」「パラオ本島」「テニアン島」「ロタ島」「サイパン島」

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書名
著者
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定価
頁数
ISBN
原爆ドーム 21世紀への証人 中国新聞社 編 中国新聞社 1143

163 4885172500
広島の原爆ドームが1996年世界遺産に登録されました。戦争の負の遺産としては国内で最初。世界的に見てもポーランドのアウシュビッツに次ぐ2番目の登録でした。原爆ドームの生い立ちから戦後の保存運動。そして世界遺産に登録するまでの道程を丁寧に説明しています。その中に原爆ドームを訪れた多くの方々のメッセージが記載されています。「ヘレンケラー」「ヨハネパウロ二世」・・・そして広島の方々の投書。私たちはどう遺跡と向き合うのか。そんな視点を考えます。


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書名
著者
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定価
頁数
ISBN
重慶からの手紙
日本は中国でなにをしたかU
早乙女勝元 編 草の根出版会 1300

135 4876480699
衝撃的な写真が本書のキーワードです。東京大空襲・大阪空襲・原子爆弾の投下。日本本土で戦争を語るとき空襲により一般市民を巻き込んだ悲劇が語られます。戦争は多くの悲劇を生みます。その上で、中国重慶に対しては日本が空襲を行っていた事実。3年間に200回を超える空襲を実施し、10000人以上の死者を出しています。まずは事実を知ることからはじめなければならないと改めて感じます。


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書名
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定価
頁数
ISBN
ハイラル 沈黙の大地
〜日中戦争の傷跡を訪ねて〜
日中平和調査団 編 風媒社 800

86 4833154080I
編者でもある「日中平和調査団」の方々がハイラル・チチハル・ハルビンを訪問し、遺跡の調査及び過去を認識しつつ、今の日中関係を模索しようとする旅程が記されています。日本軍(関東軍)が中国において戦時中に行った行為。そのものの遺跡が紹介されています。中でも731部隊の生々しい遺跡の写真は今の日本に多くを語ることでしょう。


書名
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ISBN
新版 平和博物館 戦争資料館 
ガイドブック
歴史教育協議会編 青木書店
260 ISBN4-250-20028-0
国内・海外の博物館についての紹介をしています。国内に於いては北海道から沖縄まで、110館程度。海外
はアジア諸国から欧米を網羅しています。
各館ごとの展示内容・所在地・開館時間等の情報が記されており、実際の訪問に役立つつくりとなっていま
す。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
日本の戦跡 安島太佳由 窓社 3800 175 ISBN4-89625-041-9
c0072
写真家の安島氏が8年の歳月をかけて、全国34都道府県を訪ね詳細に調査した戦跡写真集です。モノクロの
世界に映る戦跡は現代に生々しく生き続ける戦争の証であり、その存在感に驚きを隠せません。

書名
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発行所
定価
頁数
ISBN
小田原空襲 井上 弘 夢工房
まさに終戦のその日の未明、1945年8月15日に小田原空襲が行われ、48名の方が亡くなっています。この空
襲を中心に、戦中に行われた、周辺地域への空襲の記録を、体験者の証言を元に、詳細に調査されていま
す。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
神奈川県の戦争遺跡 神奈川県歴史教育者
協議会 編
大月書店 2000 228 ISBN4-272-52045-8
c0021
神奈川県内に残る戦争遺跡を地域ごとに詳細に紹介しています。遺跡自体の歴史とともに、それに関わった
方々の聞き取りも記されたいます。具体的に現地に足を運ぶ際の交通手段等の情報も網羅されており、実用
的価値も意識した作りとなっています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
山梨の戦争遺跡 山梨県戦争遺跡ネット
ワーク編
山梨日日新
聞社
1429 195 ISBN4-89710-695-8
c0020
山梨県内の戦争遺跡を写真とともに、解説しています。遺跡の解説とともにそれに関係する当時の状況などを
コラムという形で紹介し、平和教育に直接的に活用できるものとなっています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
戦争遺跡は語る 戦争遺跡保存全国
ネットワーク 編
かもがわ
出版
571 63 ISBN4-87699-477-3
c0321
戦争遺跡の保存、現地調査を精力的に手がけている、ネットワークの解説書です。内容は遺跡の分類・調査
方法・保存に対しての運動の経緯と網羅的な入門書とも言えましょう。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
しらべる 戦争遺跡の事典 十菱駿武 
菊池実 編
柏書房 3800 421 ISBN4-7601-2216-8
c0021
戦争遺跡の概要を知るうえで、非常に有益な書籍です。私自身、この本を手にとってから、戦争遺跡の保存・
告知の意義を感じた次第です。戦争遺跡の定義に始まり、全国に点在する遺跡の紹介もされています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
戦争を歩く みる ふれる 川崎・横浜平和のため
の戦争展実行委員会
教育史料
出版会
1600 144 ISBN4-87652-406-8
c0036
神奈川県及び東京多摩地区に点在する戦争遺跡を、実際に歩く為の解説書です。ルートを7つ紹介するととも
に、その内容は戦争遺跡・縄文、弥生時代の遺跡や中世の遺跡へと範囲を広げていきます。しかしその視点
はあくまで、平和へのメッセージで統一されています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
日本戦跡を歩く 安島太佳由 窓社 1600 201 ISBN4-89625-042-7
c0021
写真家である安島氏の全国の戦跡の写真とその取材の時の談話により構成されています。白黒の写真の中
には、戦争の痕跡と実物の訴えかけるメッセージが込められているように感じます。安島氏の掩体壕に対する
想いも伝わってきます。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
大阪戦争遺跡歴史ガイドマップ 平和のための大阪の
戦争展実行委員会
日本機関紙協会大阪
府本部    共著
日本機関紙
出版センタ
857 86 ISBN4-88900-817-9
c0021
大阪市内の各種団体が、計27回にわたって行った、「戦争遺跡ウォーク」の集大成です。大阪市内での空襲の
データ、また大阪市周辺での戦争遺跡にも触れています。まず始めに詳細な所在地図があり、後半にその解
説が書かれています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
戦災の跡をたずねて  
-東京を歩く-
長崎 誠三 編著 アグネ技術
センター
1900 158 ISBN4-900041-70-X
c0020
戦後、急速な発展を遂げた首都東京。1945年当時の姿を思い浮かべる事はできません。しかし確かにその時
代が存在し、多くの方が苦渋の時を過ごした事実が存在するのです。ビルに囲まれた都市の中、ひっそりと存
在する戦災の跡を紹介しています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
街角の戦争発掘 福島明博 日本機関紙
出版センタ
1860 158 ISBN4-88900-239-1
c1000
大阪を中心に戦争遺跡を被写体とした写真集です。発行が1991年と多少古いため、今日どこまで個々の遺跡
が保存されているか気になるところではありますが、その実態に驚かされます。またその被写体に関わる人々
の証言も収録されており、生きた史跡として感じる事が出来ます。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
私の街から戦争が見えた 中原平和教育学級編
集委員会
教育史料出
版会
1300 235 ISBN4-87652-168-9
c0036
まさに街中に存在する戦争遺跡から、その史実を調査し結果的に戦争を知り、平和を考えていくという実践的
な活動を紹介しています。遺跡の中心は戦時中の謀略秘密基地といわれた「登戸研究所」を取り上げていま
す。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
東京が戦場になった日 中澤 昭 近代消防社 1800 339 ISBN4-421-00634-3
c0021
今の高校生と同年代の少年達が主体となった消防戦士。彼らの体験を語りつつ、東京空襲被害の実態を克明
に記します。語られる1945年3月10日の東京大空襲。10万人とも言われる一般市民の死傷者を生みながらそ
の記録は、関東大震災の10分の1。広島原爆の100分の1。程度と言われています。地道な調査とその記録の
意義を考えさせられます。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
東京の戦争・平和 東京平和委員会編 新日本出版
1300 111 ISBN4-406-02370-4
c0021
東京都内の戦争遺跡・慰霊塔・戦時のゆかりの施設などを、その背景とともに紹介しています。23区別、市町
村別に整理されており、実際に現地を訪れて確認するのに優れた著書です。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
松代大本営 松代大本営の保存を
すすめる会編
新日本出版
1200 95 ISBN4-406-02360-7
c0021
戦争遺跡の保存運動に関して、リーダーシップを努める施設の紹介書です。なぜ松代に大本営を移転しようと
したのか、そしてその工事がどのようになされ、現在どのような施設が現存するのか・・一つ一つを丁寧に解説
してあります。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ガイドブック ヒロシマ 原爆遺跡保存運動懇
談会編
新日本出版
1300 111 ISBN4-406-02459-X
c0021
広島市内を7つの地区に分け、それぞれの地図とともに遺跡を解説してあります。ガイドブックシリーズの他書
とともに現地調査に向いた案内書です。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ガイドブック ながさき 長崎平和研究所 編 新日本出版
1300 111 ISBN4-406-02532-4
c0021
市内全域に存在する遺跡を地区ごとに解説しています。その遺跡に対して爆心地からの距離を併記する事に
より改めて原爆という兵器の威力の大きさを感じさせられます。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
多摩の空襲と戦災 小沢 長治 けやき出版 800 82 ISBN4-905942-69-1
c0321
東京都多摩地区は戦時中には軍事施設、軍需工場が多く存在しました。その一覧を示すとともに、空襲概要
では一回毎の標的そして被害の状況を詳しく記しています。空襲に関して記録されている書物の紹介されてい
るため、調査の指南役としても活用できる書です。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ぼくらの街にも戦争があった 長野県歴史教育者協
議会編
銀河書房 1200 179
長野県の戦争遺跡全般を記録しており、1遺跡1頁といったデータ-ベース形式で解説しており解説文と相まっ
て分かり易い構成になっています。また巻末には「15年戦争と長野県の年表」があり、(加害、抵抗・弾圧、被
害・犠牲)といった視点でとらえた資料があります。学童疎開に関しても詳細な資料が載せてあり実態をつかむ
事が出来ます。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ヒロシマの旅 広島県歴史教育者協
議会
広島県高校生平和ゼ
ミナール
「ヒロシマの碑」建設
委員会 編
平和文化 200 32
広島市内には約200基の原爆に関するモニュメントがあり、その一つ一つに過去の事実の伝承と、将来への願
いが託されています。その200基の所在データを掲載し、内12基に関しては詳しく語られています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
世界の平和博物館 西田勝・平和研究室
日本図書セ
ンター
3800 290 ISBN4-8205-9390-0
c0020
国内及び世界各地に開設されている博物館の情報を提供しています。

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
大阪の戦争遺跡 ガイドブック 戦争体験を記録する
会編
清風堂書店 1150 130 ISBN4-915339-22-X
c0037
大阪市周辺の戦争遺跡を約100件解説しています。遺跡に視点を集め個々を所在地、写真そして遺跡の持つ
背景を記録しています。


書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
平和ウォーキングマップ 川崎 平和マップづくり実行
委員会
教育史料出
版会
1339 124 ISBN4-87652-277-4
c0036
地道な平和活動の結果から生まれた、貴重な報告を分かりやすく解説しています。戦争遺跡の概要、周辺地
図、現在の様子、時代背景そして、そこで伝えるべきエピソードと教育活動を実践している団体ならではの充
実した内容となっています。
 
書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
平和博物館を考える 平和博物館を創る会 編 平和のアトリエ 1300 128 ISBN4-938365-21-9
c0036
平和博物館の意義、設置の活動などを系統だてて解説していきます。また配給切符などの戦時資料についての解説も書かれており、情報を得る事が出来ます。ただ今後計画される博物館等の企画内容に関しては若干古く感じられるのは否めません。しかし博物館学的にアプローチしてある書物としては貴重なものでしょう。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
陸軍登戸研究所の真実 伴 繁雄 芙蓉書房出版 2300 215 ISBN4-8295-0275-4
c0021
筆者は元陸軍登戸研究所所員であり、当時の自らの体験をもとに執筆されている。執筆当時87歳。戦争の風化を懸念しつつ事実を明らかにするべく筆をとられた書である。回想録のようでもあるが、内容は衝撃的である。脱稿の直後、急逝された筆者の意志が慮られる。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
東京大空襲の記録 東京空襲を記録する会 編 三省堂     ISBN4-
c
東京大空襲の事実を写真主体に解説している書である。正直、正視に堪えがたい思いである。ほんの数十年前の東京で実際にあった事とは想像できないのである。今、老若男女が集う東京にこのような時間が存在したとは。事実の重みに驚愕する。一ページ一ページに人生があるのだが、その姿は見たものの記憶から去らないであろう。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
学校が兵舎になったとき 千葉県歴史教育者協議会 編集 青木書店 2472 222 ISBN4-250-96024-2
c0021
千葉県に関連した戦争に関する事象を、「戦争はこうして行われた」「「人々はこうして戦争にまきこまれた」「学校と子どもたちの生活はこう変わった」「空襲下の本土決戦体制と敗戦」といった4つの視点から解説してあります。関わった方の証言も豊富に記されており、実態をともなった感覚で確認することが出来ます。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
原爆遺構 長崎の記憶 長崎の原爆遺構を記録する会 編 海鳥社 1500 229 ISBN4-87415-054-3
c0036
1993年出版ですので、今から10年程前の調査記録です。その上でこの書に書かれている遺跡の真の迫力に圧倒されます。原爆の痕跡は投下から50年を経過しても消えることなく存在するのです。その中で現代の生活環境に埋もれて行っている事実も伝わってきます。真実を掘り起こす意義を感じさせられます。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ヒロシマ散歩 植野 浩 汐文社 1600 172 ISBN4-8113-0177-3
c0036
筆者の20年にわたる地道なフィールドワークの成果が記されています。遺跡を多面的に捉え事実を掘り下げる事により平和への意識が芽生えてきます。1996年時点での結果ですのでその後現在に至るまでに遺跡がどのような変遷を受けてきているか、気になるところですが、遺跡の調査に取り組む方の指針としても有用であると思われます。

筆者は語ります。「二十世紀の人類史で最大の苦渋は、戦争と原爆であったと思う。それはたんなる苦渋にとどまらず、ことの原爆は人類絶滅への道でもある。その道へすすむのも止めるのも、人間である。一人ひとりが真実を見つめ、勇断をもってふつうの言葉で訴え、体験者はその事実をやさしく語るなど、人々の英知をあつめることによって、その道へすすむことは阻止できると確信する。」

 

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
八王子空襲の記録 奥住 善重 揺籃者 2000 152 ISBN4-89708-179-3
c0331
筆者、奥住氏の自費出版の書です。米軍側の作戦資料を元に、どのような経緯で空襲が立案され、どのような作戦により実行されたのか。従来の視点では語られない記録が刻まれています。事実は様々な側面から検証する事により理解が深くなります。なぜ戦争が行われたのか? どんな事実があったのだろうか?
時間の経過とともになぜ?の答えの焦点がぼやけてきてしまいます。情報公開がすすみつつある今この時、焦点を明確に持ちつつ事実検証をすすめるべきだと感じました。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
フィールドワーク 松代大本営 松代大本営の保存をすすめる会 編 平和文化 600 64 ISBN4-89488-016-4
c0021
編者も語っていますが、松代大本営をフィールドワークする中・高校生、そして大学生や一般社会人の方の為に書かれており、松代を知り、その大本営について様々な角度から学べるように構成されています。学生の総合的な学習時間などの「調べ学習」に役立ててくださいとのくだりもありますが、まさに戦争遺跡の調査研究はこのような学習機会に有用でしょう。松代の地下壕を訪れた人は100万人に達していると言います。戦争遺跡を実践の場で教育に生かしている非常に参考になる事例といえましょう。  2002年10月8日発行

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
戦争博物館 荒井信一 編 岩波書店 350 64 ISBN4-00-003268-2
c0336
荒井氏の「戦没者追悼平和祈念館」建設に伴う問題提起に始まり戦争に関する博物館等での扱いについて諸意見が書かれています。「戦没者追悼平和祈念館」は1994年発行の本書の後、実際には「昭和館」として現在開館しています。実際の展示との比較論証が必要となりましょう。
本書の視点は、戦争の悲惨さを訴求しその点で論ずると、必然的に被害者的展示に結びつく事。そしてそこに留まると太平洋戦争・アジア諸国にもたらした加害者的視点が欠落或いは希薄化してくる事を指摘しています。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
沖縄戦学習のために 安仁屋 政昭 編著 平和文化 600 64 ISBN4-938585-72-3
c0021
基地問題がクローズアップれている沖縄。戦争の傷跡を抱えながら今の沖縄があります。編者は沖縄戦を考察する事により平和教育に結び付けるべく様々な活動をされており、本書でも沖縄戦を時系列的に紐解いています。沖縄に数え切れないくらい存在する戦跡。その悲劇の舞台の持つ意味を広くに知る意味でも有用な書といえましょう。また各戦での証言も多数まとめられています。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
ぼくの街に爆弾が落ちた 平和博物館を創る会 編 平和のアトリエ 1300 125 ISBN4-938365-19-7
c0036
近代日本の折々の発展の象徴として意識される東京銀座。その華やかな町も戦争の悲劇が襲った事に例外はありませんでした。華やかな場所であったゆえでしょうか。多くの人が空襲による変貌に時代を感じ、今に記録を残しています。羽仁進氏を中心とする平和博物館を創る会が市民活動の中で聞き取ってきた数多くの証言が書かれており、個人の視点の集合体が全体像を明らかにしていきます。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
京都空襲 久津間 保治 かもがわ出版 2200 254 ISBN4-87699-270-3
c0321
「京都新聞」1995年4月4日から95年9月15日まで連載された「防人の詩・銃後編」を加筆訂正した書です。空襲が無かったといわれる事の多い京都ですが、「東山・馬町」「西陣」「南山城・乙訓」「舞鶴」「宮津・伊根」の各方面で空襲があった事をその証言を中心に緻密な資料構築で史実を明らかにしています。一方、B29の誕生の秘話、迎撃する日本側の「峯山海軍航空隊」の日常に触れるなど、京都にまつわる戦争の証言を記しています。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
観光コースでない 沖縄 新崎盛暉 他 高文研 1600 347 ISBN4-87498-191-7
c0036
沖縄で起こった事を風化させない意味でも地道な活動が必要です。地上戦とはどのような悲劇があったのでしょうか。私達の知るところで、一般市民の全国各地の空襲の悲劇が伝えられています。しかしその一方で沖縄では集団自決と言ういわゆる本土にはなかった悲劇がそこかしこで繰り広げられた歴史があるのです。それは一般市民によるものでした。沖縄の戦跡をたどる事はその事実を向き合う事になります。
まさに観光コースとは違う、歴史があるのです。多くを教えられ、考えさせられる書です。

 

書名
著者
発行所
定価
頁数
ISBN
観光コースでない 東京 轡田 隆史 高文研 1400 213 ISBN4-87498-221-2
c0025
「江戸」と「明治」と「戦争」とサブタイトルにあるように、一般的な観光スポットとは、別の視点で東京を見ていきます。忠臣蔵の遺跡も紹介されていますが、一方で首都として機能してからの東京が戦と密接に関わっている事を窺い知ります。戦跡としての紹介は比較的少ないのですが、戦争と都市との関連を広い視点で考える事が出来ます。